2010年 02月 11日
祐天寺 |
先日、珍しく親と共に都内に出る用件があったついでに、祐天寺にある父方の祖父の墓参りへ行きました。
僕は、父、母ともに生まれが笠間ではないので、地元に親戚の墓地がなく、墓参りというものを日常の身近な事柄として感じたことがありません。
だいたい祐天寺に行くこと自体が、5、6年ぶりというありさま。
なので、墓参りというのは毎回ちょっとしたイベントであり、なんだかワクワクするのです。
祖父は面識がないどころか、僕が産まれる前に既に他界していたのですが、それでも墓石を洗ってやったり、周りの雑草を抜いて綺麗にしてやるのは、なかなか清々しいものでした。
また、僕は墓場の景色が好きなのです。
よく結婚は人生の墓場と言いますが、墓場好き同士の結婚であれば、結婚も悪くはないのかもしれません。
鎌倉などで寺巡りをすると、なかには墓地へは遺族の親類以外は入れてもらえないところもあり、こういうのはちょっとがっかりします。
美しい、立派な寺の墓地はどんなものであるか、見てみたいと思うのです。
きちんと区画された狭い歩道を通りながら、様々な色形の墓石がずらずらとならんでいるのを眺めているだけでもおもしろい。
古い苔蒸したやつや、真新しいピカピカなやつ。
ちっちゃいやつや、やたらとデカいやつ。
白いもの、黒いもの。
大きくて、立派な墓石の主は、きっと偉くてお金持ちだったのでしょう。
殆どは標準的なフォーマットに合わせたデザインのものが並びますが、中に、ときおり奇抜なデザインのものも見受けられます。
墓石の上で仏様が座禅を組んでいるものがありました。
おそらく、こういったものには、何か宗教的意味合いがあるのでしょう。
山の岩をそのまま持ってきて、改名だけを刻んだような野生的なものもありました。
これは、なかなかカッコよかった。
大きさは少し大き過ぎると思いましたが、僕も死んだらこういうお墓が欲しいと思いました。
死んでも、まだ欲しいなんて、少し欲が過ぎると叱られるかもしれませんが。
しかしこういった墓であれば、それほど小まめに掃除したりせず、野ざらしにしておいても格好がつくので、残された遺族も楽でありましょう。
出来たら日当たりの良いところに置いて、春になれば下からタンポポなどを咲くに任せて咲かせておいたりするのも、洒落ていると思います。
祖父の墓は祐天上人の大きなお墓の裏にあります。
形も大きさも、ごく普通のものです。
掃除が済ませ、新しい花を生け、線香を炊きました。
境内の梅がもう咲いてたのに驚きしました。
この日のピリっとした冷たい青空によく栄え、凛としていました。
僕は、父、母ともに生まれが笠間ではないので、地元に親戚の墓地がなく、墓参りというものを日常の身近な事柄として感じたことがありません。
だいたい祐天寺に行くこと自体が、5、6年ぶりというありさま。
なので、墓参りというのは毎回ちょっとしたイベントであり、なんだかワクワクするのです。
祖父は面識がないどころか、僕が産まれる前に既に他界していたのですが、それでも墓石を洗ってやったり、周りの雑草を抜いて綺麗にしてやるのは、なかなか清々しいものでした。
また、僕は墓場の景色が好きなのです。
よく結婚は人生の墓場と言いますが、墓場好き同士の結婚であれば、結婚も悪くはないのかもしれません。
鎌倉などで寺巡りをすると、なかには墓地へは遺族の親類以外は入れてもらえないところもあり、こういうのはちょっとがっかりします。
美しい、立派な寺の墓地はどんなものであるか、見てみたいと思うのです。
きちんと区画された狭い歩道を通りながら、様々な色形の墓石がずらずらとならんでいるのを眺めているだけでもおもしろい。
古い苔蒸したやつや、真新しいピカピカなやつ。
ちっちゃいやつや、やたらとデカいやつ。
白いもの、黒いもの。
大きくて、立派な墓石の主は、きっと偉くてお金持ちだったのでしょう。
殆どは標準的なフォーマットに合わせたデザインのものが並びますが、中に、ときおり奇抜なデザインのものも見受けられます。
墓石の上で仏様が座禅を組んでいるものがありました。
おそらく、こういったものには、何か宗教的意味合いがあるのでしょう。
山の岩をそのまま持ってきて、改名だけを刻んだような野生的なものもありました。
これは、なかなかカッコよかった。
大きさは少し大き過ぎると思いましたが、僕も死んだらこういうお墓が欲しいと思いました。
死んでも、まだ欲しいなんて、少し欲が過ぎると叱られるかもしれませんが。
しかしこういった墓であれば、それほど小まめに掃除したりせず、野ざらしにしておいても格好がつくので、残された遺族も楽でありましょう。
出来たら日当たりの良いところに置いて、春になれば下からタンポポなどを咲くに任せて咲かせておいたりするのも、洒落ていると思います。
祖父の墓は祐天上人の大きなお墓の裏にあります。
形も大きさも、ごく普通のものです。
掃除が済ませ、新しい花を生け、線香を炊きました。
境内の梅がもう咲いてたのに驚きしました。
この日のピリっとした冷たい青空によく栄え、凛としていました。
by tadataka_sudo
| 2010-02-11 00:08